文章「星空へのパスポート」・漫画005第2話「私が愛したスパイ」
子供の頃、天体の本を買って貰った。私はその本を開き、何度も好きなだけ宇宙の写真を眺めた。美しい星雲の写真を見ながら、遥か彼方に思いを馳せた。漠然と宇宙に行ってみたいと思った。しかし、宇宙に行くためには宇宙飛行士にならねばならず、宇宙飛行士になるためには様々な能力が必要であることを知った。私は、自分にそのような能力がないことをわかっていたので、早々に夢を諦めた。
そんな子供の頃の夢を思い出しながら、数年前、私は大阪の市立科学館で全天周ムービーなるものを見た。宇宙に漂いながら、オリオン大星雲で星が生まれる瞬間に立ちあっているかのような臨場感を味わった。「星空へのパスポート」という題名の映像は、とても素晴らしかった。宇宙旅行を疑似体験出来るとは、子供の頃には思ってもみなかった。ハッブル宇宙望遠鏡で撮られた画像を元にして作成された映像は、宇宙の果てまで私を連れ去ってくれた。普段滅多に感動しない私でも、感動した。
宇宙には、太陽が無数に存在することも知った。広大な宇宙の中で私の生など、ちっぽけなものに違いない。そう思うと、途端に肩の荷が軽くなった。大好きな宇宙に包まれながら、好きに生きようと思えた。


次回のモシャブログは、文章「銀色のピストル」・漫画005シリーズ第3話「もしも母がスパイならの続編」の予定です。
そんな子供の頃の夢を思い出しながら、数年前、私は大阪の市立科学館で全天周ムービーなるものを見た。宇宙に漂いながら、オリオン大星雲で星が生まれる瞬間に立ちあっているかのような臨場感を味わった。「星空へのパスポート」という題名の映像は、とても素晴らしかった。宇宙旅行を疑似体験出来るとは、子供の頃には思ってもみなかった。ハッブル宇宙望遠鏡で撮られた画像を元にして作成された映像は、宇宙の果てまで私を連れ去ってくれた。普段滅多に感動しない私でも、感動した。
宇宙には、太陽が無数に存在することも知った。広大な宇宙の中で私の生など、ちっぽけなものに違いない。そう思うと、途端に肩の荷が軽くなった。大好きな宇宙に包まれながら、好きに生きようと思えた。


次回のモシャブログは、文章「銀色のピストル」・漫画005シリーズ第3話「もしも母がスパイならの続編」の予定です。