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No Music, No Life(2)

 また、プラハでは街をぶらぶらしているときに偶然ジャズクラブを見つけた。
 店の前の看板には「JAZZ CLUB ZELEZNA(なんと読むんだろう?)」とある。本日の出演は、と見ると「Sextet pana Jana」。その横に「Non Genre」。他の出演者の横には「Jazz」とか書いてある。「どうする?」「ええい、ままよ!」。私たちはまたまた、怪しげな地下への階段を降りたのだった。
 店内は超満員である。なんとか相席をお願いし、席を確保した。
 演奏が始まった途端、私はぶっとんでしまった。日本で言われる音楽のジャンルで言えばフュージョンだろう。キーボードのイントロに続き、ドラム、ウッドベース、パーカッションがタイトなリズムを敷き詰める。そのリズム・セクションの上を舞うように、エレクトリック・ギターとソプラノ・サックスが、メロディーを紡いでいく。アドリブパートに入る。サックスが吠える。ギターが泣く。それをリーダーのキーボードが、満面の笑みを浮かべ見守っている。頷いている。ソロが終わる度に、自然と拍手が湧く。照れたような笑みを浮かべ、ソロのバトンタッチが行われる。パーカッションが煽る。そして、クライマックスへ……。
 こんなに心の底から感動し、拍手したことは今までになかった。
 引用されつくした言葉なので、デューク・エリントンも苦笑いするだろうが、あえて使わせていただこう。
 「音楽にはふたつの種類しかない。それは良い音楽と悪い音楽だ」
 それに、私は付け加えたい。
 「もし、良い音楽に出会いたいのであれば、音楽的無政府主義者になればいい。そうすれば、貴方にとってのグッド・ミュージックにきっと出会うことができるに違いない」
※ 写真は「Sextet pana Jana」です。
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プロフィール

●ミネルバネオ代表 石橋武
【経歴】
1974年/立命館大学経営学部を卒業し、㈱大阪読売広告社に入社
1994年/現代文講師出口汪氏と大学受験予備校S.P.Sを立ち上げるべく、㈱大阪読売広告社を退社。㈱ミネルバ代表取締役として、大阪、後に東京で大学受験予備校S.P.Sを経営。
2002年/大阪のS.P.Sにて、出口氏が開発した教材「論理エンジン」を使用した個人のお客様向け添削業務や国語特訓塾、学校様・塾様向けの「論理エンジン」販売や指導方法のレクチャーを開始。
2007年5月/㈱水王舎代表取締役に就任し、「論理エンジン」営業のみならず、書籍の企画・販売にも携わる。
2011年2月、㈱水王舎代表代表取締役を退任。
2011年8月/ミネルバネオを設立
趣味は読書、映画鑑賞。MC中心のお笑いオヤジバンドの一員でもある。

●共同執筆者(ペンネーム:モシャ)プロフィール
甲南大学を卒業しました。
ミネルバネオで働いています。
30代半ばを過ぎてしまいました。
よく聴く音楽はプリンス、レディオヘッド、シールなどです。
親戚は人間国宝(陶芸)です。ちなみに私の父方の祖父も陶芸家でした。

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