文章「箱の中に、薔薇の花束」・漫画005シリーズ第25話「ジェームズはどこへ」
誕生日に母方の祖母からプレゼントが届くことがある。祖母は毎年ではなく、2年に1度のペースでプレゼントをくれる。ある時は、焼き菓子の詰め合わせ。またある時は、桃味のゼリー。送られてくるのは、お菓子が多い。
しかし、1度だけ薔薇の花束を私の年齢と同じ本数、送ってくれた。その時は、かなり困った。なぜなら、私の家には花瓶がない。30本以上の薔薇を挿すだけのコップもない。それで、結局、私の友人に薔薇をもらってもらうことにした。
買い物が嫌いな私は、食器を数えるほどしか持っておらず、家具をほとんど置いていない殺風景な箱の中に住んでいる。「何もない部屋で、あれを買ったらこうなるとか、そういったことを想像するのが好きだ」と言うと、祖母は何と言うだろうか。




次回のモシャ・ブログは、文章「ウサギとパンダ、2人の使命」・漫画005シリーズ第26話「ジェームズのその後」の予定です。
しかし、1度だけ薔薇の花束を私の年齢と同じ本数、送ってくれた。その時は、かなり困った。なぜなら、私の家には花瓶がない。30本以上の薔薇を挿すだけのコップもない。それで、結局、私の友人に薔薇をもらってもらうことにした。
買い物が嫌いな私は、食器を数えるほどしか持っておらず、家具をほとんど置いていない殺風景な箱の中に住んでいる。「何もない部屋で、あれを買ったらこうなるとか、そういったことを想像するのが好きだ」と言うと、祖母は何と言うだろうか。




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