石橋 武の「多読乱読、言いたい放題!」035
私が今まで読んだ本のうち、印象に残った本を紹介しています。
● 伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』
2007年作品。
表題作は映画が先行した。映画はこの短編のモチーフと『週末のフール』の世界観とをフュージョンさせたものだと言うことが分かった。そして改めて映画の脚本の素晴らしさを再認識した。短編で語るには勿体ない話だ。その他の短編もそれぞれ面白かったが、書き下ろしの正義の(?)泥棒・黒澤シリーズの中編「ポテチ」が良い。毎度おなじみの、ユーモラスでぬる〜い会話や物語展開が、お決まりだけど感動的なラストに収斂していく一編。
★モシャの呟き
伊坂氏の作品に登場する人物は、ギャング、スリ、大ボラ吹き、泥棒……。社会的に問題がある人たちばかりですね。立派な犯罪者の多いこと、多いこと。
あくまで私の推論ですが、伊坂氏ご本人は真面目できちんとした方のような気がします。というか、そうでなければ困ります。
葉巻を燻らしながら、「今回も俺の体験談を書いてやったぜ、コノヤロー!」とか言われた日には、日本中がパニックに陥りますよね。
● 伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』
2007年作品。
表題作は映画が先行した。映画はこの短編のモチーフと『週末のフール』の世界観とをフュージョンさせたものだと言うことが分かった。そして改めて映画の脚本の素晴らしさを再認識した。短編で語るには勿体ない話だ。その他の短編もそれぞれ面白かったが、書き下ろしの正義の(?)泥棒・黒澤シリーズの中編「ポテチ」が良い。毎度おなじみの、ユーモラスでぬる〜い会話や物語展開が、お決まりだけど感動的なラストに収斂していく一編。
★モシャの呟き
伊坂氏の作品に登場する人物は、ギャング、スリ、大ボラ吹き、泥棒……。社会的に問題がある人たちばかりですね。立派な犯罪者の多いこと、多いこと。
あくまで私の推論ですが、伊坂氏ご本人は真面目できちんとした方のような気がします。というか、そうでなければ困ります。
葉巻を燻らしながら、「今回も俺の体験談を書いてやったぜ、コノヤロー!」とか言われた日には、日本中がパニックに陥りますよね。