石橋 武の「多読乱読、言いたい放題!」035

 私が今まで読んだ本のうち、印象に残った本を紹介しています。

● 伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』
 2007年作品。
 表題作は映画が先行した。映画はこの短編のモチーフと『週末のフール』の世界観とをフュージョンさせたものだと言うことが分かった。そして改めて映画の脚本の素晴らしさを再認識した。短編で語るには勿体ない話だ。その他の短編もそれぞれ面白かったが、書き下ろしの正義の(?)泥棒・黒澤シリーズの中編「ポテチ」が良い。毎度おなじみの、ユーモラスでぬる〜い会話や物語展開が、お決まりだけど感動的なラストに収斂していく一編。

★モシャの呟き
 伊坂氏の作品に登場する人物は、ギャング、スリ、大ボラ吹き、泥棒……。社会的に問題がある人たちばかりですね。立派な犯罪者の多いこと、多いこと。
 あくまで私の推論ですが、伊坂氏ご本人は真面目できちんとした方のような気がします。というか、そうでなければ困ります。
 葉巻を燻らしながら、「今回も俺の体験談を書いてやったぜ、コノヤロー!」とか言われた日には、日本中がパニックに陥りますよね。
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プロフィール

●ミネルバネオ代表 石橋武
【経歴】
1974年/立命館大学経営学部を卒業し、㈱大阪読売広告社に入社
1994年/現代文講師出口汪氏と大学受験予備校S.P.Sを立ち上げるべく、㈱大阪読売広告社を退社。㈱ミネルバ代表取締役として、大阪、後に東京で大学受験予備校S.P.Sを経営。
2002年/大阪のS.P.Sにて、出口氏が開発した教材「論理エンジン」を使用した個人のお客様向け添削業務や国語特訓塾、学校様・塾様向けの「論理エンジン」販売や指導方法のレクチャーを開始。
2007年5月/㈱水王舎代表取締役に就任し、「論理エンジン」営業のみならず、書籍の企画・販売にも携わる。
2011年2月、㈱水王舎代表代表取締役を退任。
2011年8月/ミネルバネオを設立
趣味は読書、映画鑑賞。MC中心のお笑いオヤジバンドの一員でもある。

●共同執筆者(ペンネーム:モシャ)プロフィール
甲南大学を卒業しました。
ミネルバネオで働いています。
30代半ばを過ぎてしまいました。
よく聴く音楽はプリンス、レディオヘッド、シールなどです。
親戚は人間国宝(陶芸)です。ちなみに私の父方の祖父も陶芸家でした。

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