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石橋 武の「多読乱読、言いたい放題!」037

 私が今まで読んだ本のうち、印象に残った本を紹介しています。

● 村上春樹『めくらやなぎと眠る女』
 外国の読者向けに編まれた自選短編集の第2弾。ちなみに、第1弾は『象の消滅』で、これも出版された時に買い、読んだ。
 様々なスタイルの短編が収められている中で、私が気に入ったのは、起承転結が明解でロアルト・ダールを彷彿とさせる『バースディ・ガール』、鋭利なナイフで虚空の太ったアメリカ娘を切り裂くシーンで終わる、まるで物語の途中でそれを宇宙の彼方に放り出してしまったかのような『ハンティング・ナイフ』、初めて読んだ時にはまったく感心しなかった『東京奇潭集』に収められた数編など。
 この短編集は手元に置いておこう。そして時々思い出したように拾い読みしてみよう。そんなことを思わせてくれる好短編集だった。

★モシャの呟き
 『ハンティング・ナイフ』という物語の後半部分は、1Q84の住人にしか読めないのですよ、きっと。
 多分、『1Q84-BooK-4』も『ねじまき鳥クロニクル』の続編である『ねじまき鳥旅情編』も『ねじまき鳥純情派』も、ね。
 さぁ、一緒に1Q84の世界に旅立ちましょう。って、行き方がわかんない。
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プロフィール

●ミネルバネオ代表 石橋武
【経歴】
1974年/立命館大学経営学部を卒業し、㈱大阪読売広告社に入社
1994年/現代文講師出口汪氏と大学受験予備校S.P.Sを立ち上げるべく、㈱大阪読売広告社を退社。㈱ミネルバ代表取締役として、大阪、後に東京で大学受験予備校S.P.Sを経営。
2002年/大阪のS.P.Sにて、出口氏が開発した教材「論理エンジン」を使用した個人のお客様向け添削業務や国語特訓塾、学校様・塾様向けの「論理エンジン」販売や指導方法のレクチャーを開始。
2007年5月/㈱水王舎代表取締役に就任し、「論理エンジン」営業のみならず、書籍の企画・販売にも携わる。
2011年2月、㈱水王舎代表代表取締役を退任。
2011年8月/ミネルバネオを設立
趣味は読書、映画鑑賞。MC中心のお笑いオヤジバンドの一員でもある。

●共同執筆者(ペンネーム:モシャ)プロフィール
甲南大学を卒業しました。
ミネルバネオで働いています。
30代半ばを過ぎてしまいました。
よく聴く音楽はプリンス、レディオヘッド、シールなどです。
親戚は人間国宝(陶芸)です。ちなみに私の父方の祖父も陶芸家でした。

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