『王国』
またまた中村文則さんの小説です。このお話は、中村文則さんの小説としてはかなり珍しく、女性が主人公です。
最も印象に残ったのは、ある男性から「結婚しよう」的な発言をされ、ある女性が仕事を辞め、その男性のいる土地に行ったときに、男性からとある事実を告白されたときの描写でした。
私は、読んだときに、「あー、こういう男性はいるなぁ」と思いました。ただ、こんなとんでもない事実をわざわざ女性に告げてくるイカれた男性は現実には、いないと思います。普通は、女性に事実を告げずに、騙したまま逃げるんですよ。
しかし、とんでもないことをわざわざ告げてきて、他人の人生を狂わすことが生きがいの男性を、私は一人知っています。だから、中村文則さんの小説に出てくるこの手のイカれた男性を見ると、必ずその人を思い出します。
風の噂によると、その人は、最近また他人の人生を狂わしたそうで、それを聞いた私は、「あの人も、懲りないなぁ」と思いましたよ。
自分自身のつまらない人生を愉快にするために、他人を犠牲にして楽しむというサディスティックな性格。
数年に1度、他人を酷い目にあわさないといけないなんて。そんなに自分の人生がつまらないんでしょうか。このタイプの男性は、中村文則さんの小説には沢山出てきますよね。『私の消滅』に出てくる精神科医のお爺さんはバッチリこのタイプです。
みなさんも、偽善者にはお気をつけください。
最も印象に残ったのは、ある男性から「結婚しよう」的な発言をされ、ある女性が仕事を辞め、その男性のいる土地に行ったときに、男性からとある事実を告白されたときの描写でした。
私は、読んだときに、「あー、こういう男性はいるなぁ」と思いました。ただ、こんなとんでもない事実をわざわざ女性に告げてくるイカれた男性は現実には、いないと思います。普通は、女性に事実を告げずに、騙したまま逃げるんですよ。
しかし、とんでもないことをわざわざ告げてきて、他人の人生を狂わすことが生きがいの男性を、私は一人知っています。だから、中村文則さんの小説に出てくるこの手のイカれた男性を見ると、必ずその人を思い出します。
風の噂によると、その人は、最近また他人の人生を狂わしたそうで、それを聞いた私は、「あの人も、懲りないなぁ」と思いましたよ。
自分自身のつまらない人生を愉快にするために、他人を犠牲にして楽しむというサディスティックな性格。
数年に1度、他人を酷い目にあわさないといけないなんて。そんなに自分の人生がつまらないんでしょうか。このタイプの男性は、中村文則さんの小説には沢山出てきますよね。『私の消滅』に出てくる精神科医のお爺さんはバッチリこのタイプです。
みなさんも、偽善者にはお気をつけください。