『初めて彼を買った日』
石田衣良さんの小説です。
男女の欲に満ちあふれていました。男性である石田衣良さんが、こうあって欲しいと願う理想の女性を書いた気がします。だから、女性の私からすると、奇妙な短編がパンパンに詰まった1冊のグロテスクな本でした。
特に「男性教師と妻の話」や「おばさん(多分母の妹、叔母だったような気がします。)と甥の話」を読み、気持ち悪くなりました。この気持ち悪さは、何なんでしょうか。
上記の4人は、全員クレイジーすぎます。何かの霊がこの方たちに憑依しているなら、これらの言動にも納得できるんですが、そんなホラー的な記述は一切なかったんですよね…。普段からこんな状態では、この方たちは、社会で生活していけないのでは…と他人事ながら不安になりました。
そして、欲にまみれた数々のお話の中で、一番変な嗜好であるはずの、「黒髪好きの男性の話が、案外最も文学的でマトモな話であるように思える不思議」を味わいました。
石田衣良さんは、エッチなことを書いているふりをしているだけで、実は人間の欲の汚さを書いているのでしょうか?
とにかく登場人物全員が嫌いでした。
ちなみに私は、この本をR100指定にしたい気持ちでいっぱいです。
男女の欲に満ちあふれていました。男性である石田衣良さんが、こうあって欲しいと願う理想の女性を書いた気がします。だから、女性の私からすると、奇妙な短編がパンパンに詰まった1冊のグロテスクな本でした。
特に「男性教師と妻の話」や「おばさん(多分母の妹、叔母だったような気がします。)と甥の話」を読み、気持ち悪くなりました。この気持ち悪さは、何なんでしょうか。
上記の4人は、全員クレイジーすぎます。何かの霊がこの方たちに憑依しているなら、これらの言動にも納得できるんですが、そんなホラー的な記述は一切なかったんですよね…。普段からこんな状態では、この方たちは、社会で生活していけないのでは…と他人事ながら不安になりました。
そして、欲にまみれた数々のお話の中で、一番変な嗜好であるはずの、「黒髪好きの男性の話が、案外最も文学的でマトモな話であるように思える不思議」を味わいました。
石田衣良さんは、エッチなことを書いているふりをしているだけで、実は人間の欲の汚さを書いているのでしょうか?
とにかく登場人物全員が嫌いでした。
ちなみに私は、この本をR100指定にしたい気持ちでいっぱいです。