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『初めて彼を買った日』

 石田衣良さんの小説です。
 男女の欲に満ちあふれていました。男性である石田衣良さんが、こうあって欲しいと願う理想の女性を書いた気がします。だから、女性の私からすると、奇妙な短編がパンパンに詰まった1冊のグロテスクな本でした。
 特に「男性教師と妻の話」や「おばさん(多分母の妹、叔母だったような気がします。)と甥の話」を読み、気持ち悪くなりました。この気持ち悪さは、何なんでしょうか。
 上記の4人は、全員クレイジーすぎます。何かの霊がこの方たちに憑依しているなら、これらの言動にも納得できるんですが、そんなホラー的な記述は一切なかったんですよね…。普段からこんな状態では、この方たちは、社会で生活していけないのでは…と他人事ながら不安になりました。
 そして、欲にまみれた数々のお話の中で、一番変な嗜好であるはずの、「黒髪好きの男性の話が、案外最も文学的でマトモな話であるように思える不思議」を味わいました。
 石田衣良さんは、エッチなことを書いているふりをしているだけで、実は人間の欲の汚さを書いているのでしょうか?
 とにかく登場人物全員が嫌いでした。
 ちなみに私は、この本をR100指定にしたい気持ちでいっぱいです。
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プロフィール

●ミネルバネオ代表 石橋武
【経歴】
1974年/立命館大学経営学部を卒業し、㈱大阪読売広告社に入社
1994年/現代文講師出口汪氏と大学受験予備校S.P.Sを立ち上げるべく、㈱大阪読売広告社を退社。㈱ミネルバ代表取締役として、大阪、後に東京で大学受験予備校S.P.Sを経営。
2002年/大阪のS.P.Sにて、出口氏が開発した教材「論理エンジン」を使用した個人のお客様向け添削業務や国語特訓塾、学校様・塾様向けの「論理エンジン」販売や指導方法のレクチャーを開始。
2007年5月/㈱水王舎代表取締役に就任し、「論理エンジン」営業のみならず、書籍の企画・販売にも携わる。
2011年2月、㈱水王舎代表代表取締役を退任。
2011年8月/ミネルバネオを設立
趣味は読書、映画鑑賞。MC中心のお笑いオヤジバンドの一員でもある。

●共同執筆者(ペンネーム:モシャ)プロフィール
甲南大学を卒業しました。
ミネルバネオで働いています。
30代半ばを過ぎてしまいました。
よく聴く音楽はプリンス、レディオヘッド、シールなどです。
親戚は人間国宝(陶芸)です。ちなみに私の父方の祖父も陶芸家でした。

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