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カルボナーラの日

 私はカルボナーラが好きです。
 最初に食べたのは、高校3年生ぐらいの時で、海に近いジョリーパスタで、でした。私の両親が経営する会社で事務員をしていた20代の女性が、「土曜にモシャちゃんとご飯に行きたい」と私の母に頼み、その女性が運転する車でジョリーパスタに行きました。
 年上の女性と二人で食事をするのは初めてだったので、結構緊張しました。
 しかも、メニューを見て、打ちのめされました。ペペロンチーノとかの意味がわからず、メニュー表は謎に満ちていました。
 そこで、私は比較的安全そうな、ベーコンと生クリームが入っているらしきカルボナーラを頼むことにしたのです。
 一口食べて驚きました。
 うまっ!! と思いました。この世にこんな美味しいものがあるとは。私は、美味しすぎて驚きました。が、半分ぐらい食べたところで、気持ち悪くなってきました。こってりしすぎで。当時食が細かった私には、ヘビーでした。
 その結果、4分の1ほど残してしまいました。
しかし、自宅に帰り、気分が悪いのが治ると、あんなに美味しかったのに、どうして4分の1も残したのか、とめちゃくちゃ後悔しました。
 それから、私のカルボナーラ道が始まりました。特に大学時代、カルボナーラは金曜夜のご褒美メニューでした。金曜は、朝から夜までサボれない授業ばかりで、体育まである、かなりキツイ日でした。だから私は、自宅に帰ったら、まずシャワーを浴び、それからカルボナーラを作ることが多かったです。リビングに11才年下の弟が居たら、弟の分も作っていましたね。
 そして、その後自室で本を読んだりしてから、料理の鉄人を観るためにリビングに降り、11時頃にお腹が空いていたら焼いた食パンにマーガリンをつけて食べたりしていました。
 また、大抵土曜の夜に行っていた友達との外食は、イタリアンのお店が多かったので、そこでも私はカルボナーラを食べていました。
 とにかく金曜夜と土曜夜はカルボナーラの日でした。

人でなし

 なぜか昔から私の周りには服好きの方々が沢山います。しかし、私は、服好きではないんですよね。買いに行くのが嫌なんで、行った際は、まとめ買いをします。一人で行き、淡々と試着し、支払いをして店を去ります。
 ユニクロとかだと、着替えるのも面倒なんで、試着せずに、そのままレジに直行して買います。
 過去に、とあるイベントがあり、その時に着るちゃんとした服がないのに、どうしても買いに行きたくなくて困りました。なので、家人に付きそってもらったこともありました。
 私が試着室に入り、トップスを着てから、試着室のカーテンを開け、家人に見せました。すると、家人は「それ、ええで」とか「それは微妙」とか言ってくれました。そして、私たちは二人で、この作業を数回繰り返しました。
 ただ、青と白のマーブル柄のティーシャツを着たときに「伊万里焼みたい」と言われたり、ヒョウ柄のカーディガンを着たときに「猫や、猫。ヒョウじゃない。なんでやろ」と言われたりして、結構傷つきましたよ。
 伊万里焼とか、猫とか、喩えがすでに人間じゃなくなってて、ビックリです。
 ただ、ヒョウ柄を着るとなんで猫に見えるのか、私にはわかっていました。シュッとした体型の人が着たら、ヒョウに見えるんですよ。でも、私は、シュッとしていないので、猫なんですニャー!!
 シャー!!

『フィリップ、君を愛してる』

 男同士の恋愛ものです。
 ユアン・マクレガーと『マスク』で有名になったジム・キャリーがゲイカップルを演じています。有名な俳優さん同士ですが、案外違和感はなかったです。
 ジム・キャリーが女装するシーンがあります。本人はかなり楽しんでやっているんだろうなぁと思いました。
 とにかく、真面目な顔で嘘ばかりつくジム・キャリーの表情が面白い映画でした。一方、ユアン・マクレガーは、キュートでした。
 とにかく実話を映画にしたとは思えないくらい、ぶっ飛んだ映画でした。


オー、ベイビー

 私には11才年下の弟が居ます。
 なので、弟が赤ちゃんのとき、私はミルクを作ったことがあります。粉ミルクを哺乳瓶に入れ、お湯を注いでから人肌まで冷まさないといけないのですが、その人肌の温度がわからず、毎回疑心暗鬼のまま、弟にミルクを与えていました。一応、手の甲に哺乳瓶のミルクを数滴垂らすのですが、わからないんですよね。
 しかし、弟は私がミルクを作るのを見ていて、いつも「ミルク早くくれ光線」を発していました。なので、私は、「まだ熱いかもしれない」と思いながらも、弟に哺乳瓶を渡していました。弟は、毎回、私から哺乳瓶を奪うように取ります。そして、多少熱かろうが、お構いなしに、酒場のオヤジのようにそれをゴクゴクやるのです。
 「流石、ジャンボベイビーだな」
 あと数グラム足りなかったら保育器にいれられていた私は、その飲みっぷりを見て、いつも「おいおい、ジャンボベイビー。もっと、ゆっくり味わいなよ」と思っていました。
 そして、そんなベイビーが、飲み終えたばかりの空の哺乳瓶を私の方に突き返してきた時がありました。それを見て、一緒にいた、私より2歳年下の弟が「姉ちゃん。こいつ、まだ飲む気ちゃうか」と言ったため、私は「まさか」と返しました。が、ベイビーは不満そうに私を睨みつけてきたため、私は「まだ飲むつもりかな」と疑問に思いながらも、再度ミルクを作り、手渡しました。すると、ベイビーは、瞬く間に2本目も飲み干し、満足そうにしていました。
 「飲みすぎやけど、大丈夫なんかな」と私より2歳年下の弟が言いました。が、今さらどうしようもないため、私は、「さぁ」としらばくれました。それから2歳年下の弟が、ベイビーを抱きかかえ、背中を叩き、体の空気を抜く作業が始まりました。この時、ベイビーが吐くことがあるため、私はやりたくなかったのです。だから、2歳年下の弟に任せました。ちなみに、この時は、無事吐かずに終わりました。
 その後、ベイビーがフローリングの上でハイハイしたがったため、しばらく自由にハイハイさせました。それから、2歳年下の弟がベイビーの両足をつかみ、後ろへ滑らせると、ベイビーのツボにはまったのか、笑いながら喜んでいました。かなり喜んでいたので、2歳年下の優しい弟は同じことを数回やってあげていました。が、ベイビーは笑いすぎで腕の力が抜けたのか、突然体のバランスを崩し、自分で自分のおでこを床に打ちつけました。「泣くんちゃうか」と私より2歳年下の弟は心配していました。が、ベイビーは、一瞬複雑な表情をした後、また満面の笑みを浮かべました。痛みより、喜びが勝ったようです。
 とにかく今でも、30代の11歳年下の弟がムカつくことを言ってきたら、私は「こないだまで赤ちゃんだったくせに」と思いますね。
 「甘いパンにカマンベールチーズをのせて食べたら最高の味」と語ってきた日には「こないだまで赤ちゃんだったくせに、シャレオツなものに目覚めやがって」と思い、「俺が作ってん、このカレー」とプロ並みのチキンカレーを作った日には、「こないだまで赤ちゃんだったくせに。今度はカレーをがぶ飲みする気か?」と思い、とにかく、なんか、納得がいきません。
 「落合シェフの本を見て、テリーヌを作ってん」と自慢してきた日には、「赤ちゃんが大人になり、テリーヌ作り、始めました」というキャッチコピーが頭に浮かんでなかなか消えませんでした。
 極めつけは、弟がカクテルを作るために買ったというシェイカーでした。弟がシェイカーを振っている姿を見たのですが、「銀色の哺乳瓶を振り回している巨大ベイビー」にしか見えませんでした。

頼まない出前

 私は出前を頼むことがほとんどありません。なぜなら、受け取るのが面倒くさいからです。
 しかし、先日「出前館」というサイトを真夜中に見つけ、頼みもしないくせに、メニューをじっくり見てしまいました。
 ガッツリしたメニューに興味がある私は、「私が男性で、もしホストさんとかで、夜中まで働いているとしたら、これを頼むなぁ」とか、あり得ない想定であり得ないオーダーについてひたすら考えていました。
 特に中華料理屋と定食屋のメニューが気になりました。中華料理屋で餃子とか酢豚とか色々頼みたいなぁとか、いや、やっぱり定食屋のステーキ御膳かな、とか。一人で夢を膨らませていました。
 東京だと、ウーバーイーツに加盟しているお店も多いだろうし、出前の選択肢はたくさんありそうですね。私は大阪在住なんで、あまり選択肢がないですが。
 以前、出前もやっている中華料理屋の前を真夜中に私が通った時、店には煌々と明かりがついていました。それで、つい、真夜中の中華料理屋で働いていて、出前を頼まれ、料理する方の気持ちを想像してしまいました。まばらな客の前で、中華鍋を振り、出前用の料理を作る。なんか、イメージ的には、孤独ですね。
 でも、もし出前を配達する係が陽気で面白い方なら、案外楽しかったりして、とも思います。

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プロフィール

●ミネルバネオ代表 石橋武
【経歴】
1974年/立命館大学経営学部を卒業し、㈱大阪読売広告社に入社
1994年/現代文講師出口汪氏と大学受験予備校S.P.Sを立ち上げるべく、㈱大阪読売広告社を退社。㈱ミネルバ代表取締役として、大阪、後に東京で大学受験予備校S.P.Sを経営。
2002年/大阪のS.P.Sにて、出口氏が開発した教材「論理エンジン」を使用した個人のお客様向け添削業務や国語特訓塾、学校様・塾様向けの「論理エンジン」販売や指導方法のレクチャーを開始。
2007年5月/㈱水王舎代表取締役に就任し、「論理エンジン」営業のみならず、書籍の企画・販売にも携わる。
2011年2月、㈱水王舎代表代表取締役を退任。
2011年8月/ミネルバネオを設立
趣味は読書、映画鑑賞。MC中心のお笑いオヤジバンドの一員でもある。

●共同執筆者(ペンネーム:モシャ)プロフィール
甲南大学を卒業しました。
ミネルバネオで働いています。
30代半ばを過ぎてしまいました。
よく聴く音楽はプリンス、レディオヘッド、シールなどです。
親戚は人間国宝(陶芸)です。ちなみに私の父方の祖父も陶芸家でした。

・当ブログの内容について、無断掲載、転用を禁じます。

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